THE THEATERS

活動報告

2020年2月29日

ドアを開ける

今回のアルバムを作っている途中、
「人間しかやらないことで、人間が毎日することってなんだろう?」と考えました。
人間しかしないこと、人間がすること。
「それはドアを開けることなんじゃないかな?」と僕は思いました。

僕はまずは朝、自分の部屋のドアを開けて、洗面台がある脱衣所のドアを開け、トイレのドアを開け、その後に玄関のドアを開ける。
大体こんな感じかな?
そんな感じで1日が始まります。

そのあとも何度もドアを開けたり、開いたドアを通ったりしながら毎日を過ごしてます。

みんなもきっとたくさんのドアを開けて毎日を過ごしてるんじゃないかな。

毎日、何かの為にいくつものドアを開けてる人たちに僕らの曲が寄り添って欲しい。

そんな思いを込めて「ドアを開ける」という曲を書きました。

毎日の始まりと終わりでドアを開けて、繰り返し、繰り返させれていく似たような毎日。

でも、似たような毎日の中で、いつもの毎日にちょっと似てない日。それがその日から先の毎日の中で思い出に移り変わっていく。

日常の中のふとしたきっかけが「鍵」になって思い出のドアは突然、開きます。

ある日突然、すっかり忘れてたことが「あぁ、懐かしい。」という感情になって帰ってくる。

その為のきっかけに今回のアルバムの曲たちになって欲しい。

そして、これから生まれる「思い出」の曲になって欲しい。

その思い出とあなたの間にある大きな壁のドアになって欲しい。

そういう思いで、アルバムのタイトルを「Door」にしました。

「ドア」というのは別々の空間を仕切る大切な役割をします。そして、その仕切られた空間を繋ぐ役割も果たします。

このアルバムが「ドア」になって今まで出会えてなかった人たちと僕たちをつなげたり、しばらく会えてなかった人たちと僕らを繋いだり、はたまた知らない誰かと誰かを繋いだり。

そんなアルバムになって欲しいなと思います。

そして、この曲を聴いて、懐かしい出来事や、懐かしい人、思い出たちが「ただいま、久しぶりだね」と言ってあなたのところにやってくるかもしれません。

そのときはその思い出に「おかえり」と優しく言ってあげてください。

そして、今回一つでも多くのドアをあけられるように、クラウドファンディングに協力してくれてる皆さん、本当にありがとうございます。

目標の80%を達成しました。

いろんなことを、すべてを一緒に楽しんでいきたいと思います!

僕とあなたの目の前にあるその「ドア」を開けられますように!

今日も僕らはドアを開ける。


村田新世界


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