掌幻
活動報告
2020年07月20日
独り言です。
正直暗い内容を書きたい訳ではないです。
落ち込んでも病んでも居ない。
ただ思った事を書きたくなったんで書きます。
面識は無い方ですが画面越しで観ていた方が自ら命を絶ってしまうニュースが悲しい事に目に入ってきました。
「いつも明るい人だった。」
「優しくて仕事も順調だった。」
「なのに何故?」
勿論答えは分からないし自分みたいな他人なんかじゃあ理解出来ない絶望があったんだと思います。
憶測をしたい訳でも同情したい訳でもないです。
ただ自分も一度気持ちが落ちる所まで落ちて「死にたくないけど死ぬのかも」って…
自分はこんな事でそんな行動する訳ないと分かってても頭を過った事があります。
ただ気持ちが分かるとかそういう時あるよな!って言いたいんじゃなくて…
その瞬間はどんなに順風満帆で普段が明るくても1本の糸や1つのネジが切れたり外れたりするだけで崩壊してしまうって事です。
「強く生きろ!!」
自分でも前まではそう思ったしきっとそう言ってたと思います。
自分が経験したのは自ら命を絶ってしまった方の何億分の1の絶望かも知れない。
でも自分が自分じゃない程落ちた時にどんな言葉も耳に入ってても理解は出来てなかったんだろうなって思ってます。
「強くなんて生きれないかも。」
「強くなきゃ生きれないなら生きれないかも。」
自分は「弱くてもいいから生きてたい。」
生きてれば困難や苦労、様々な事が振りかかってくる。
果たしてその全ては強くいなきゃ越えられないのかな?
そんな事無い。
弱くてもいいんだよ。
その壁を登る勇気が無くて越えれないならその壁を避けたっていい。
命を絶つ以外の逃げ道があって何が悪い?
逃げたっていい。
強く、逞しく居続ける必要は無い。
ダサくて弱くて情けなくていいんだよ。
それでも生きなきゃまた笑えない。
生きてれば少しずつきっと強くなっていく。
少し話変わりますが…
自分は10年以上前に友人を事故で亡くしてます。
事故でしたが彼の判断と言うかしっかり善悪を分かってれば命を落とす事はなかったと思ってます。
何が一番辛いって会えない事です。
そして悔しいけど人の記憶は上書きされてしまう事。
勿論忘れる訳がない。
でも自分の頭の中にいる彼の顔や声や仕草は月日が経つに連れてボヤけていきます。
ただもう会えないと言う現実だけを残して。
自分は亡くなった彼にまた笑って会える程の何かを成し遂げてないし何より残された側の気持ちが分かるから何一つ行動には出なかったけど…
この経験が無かったらもしかしたら分からなかった。
かも知れない。
冒頭でも言いましたが暗い話がしたい訳でも落ち込んでる訳でも無いです。
ただテレビで流れてた「キセキ」を聞いて残された側の気持ちを改めて思い出したので書かずには居られなかったです。
抱えてた悩みを聞けなかった事、絶望に寄り添う事が出来なかった事、そして何より自分達の進む時間の先で彼に会えない事。
「残された側の気持ちも考えろ!!」
そう言ってやりたいですよね。
まとまり無くて申し訳ないですm(_ _)m
大切な人を失ってしまった方達の心が1日でも早く少しでも癒されますように。