ほのか

活動報告

2019年03月17日

「マルコ」に込めた思い。

5年程前から犬猫保護施設でお手伝いをしています。

そこで感じたことは、犬猫たちの人間に対する深い愛情でした。

助けたいと思い、お手伝いに行っているのに

元気をもらっているのは私の方でした。



「マルコ」を作った当時、私が見ていたドラマの中で

アクセサリー感覚で子犬を買い、大きくなったら、可愛くないと道端にリードをつけたまま放置し、

また新たな子犬を買い、元飼い犬に見向きもしないで通り過ぎていくというシーンがありました。

そのドラマの中では主人公がそれに気づき、捨てられた子犬を拾い、大切に育てていました。


これはドラマだけれど、私はフィクションだとは思えませんでした。

犬猫保護施設にいる子たちのほとんどが、実際に人間の身勝手で捨てられ、

レスキューされ、そこで生活しているからです。



思っていたより大きくなったからいらない。

引越し先がペット不可だから飼えない。

ペットショップの売れ残り。

子犬を産ませる繁殖犬だったが使い物にならなくなったから、、、。



人間に対しても同じことができるのでしょうか。



この曲中の「マルコ」は犬であり、人間の子供でもあります。

重さを比べることなんてできない一つの命です。


いい子にしてたはずなのに愛情を向けられなくなった(そう感じた)マルコ。

最後の語りのシーンでは、野良犬が人間の子供を家族の元へ返します。

野良犬はなぜ公園で暮らしていたのか。

それについては描いていませんが、ここまで読んでくださったあなたには伝わっていると思います。



人間に裏切られても尚、愛をもって接してくれる動物たち。

みんなが幸せに暮らせる世の中になることを心から願っています。





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