ROACH

活动报告

2019年6月19日

『Breathe』制作秘話⁈③

ベースの勝也です。


我々ROACHが台湾のファンの皆さんに届けたいMini Album「Breathe」制作にまつわる小話のお時間です。

またまた記憶を辿っていき、、


今回ミュージックビデオになってる「Wake Up」の話を。


この曲もフレーズやリフ・曲構成を先に作り、後から歌をのせる オケ先行な作曲手順。


仮タイトルはメンソール。

この頃、仮タイトルはあくまでも仮タイトルってことで目に映ったものの名前を即決でdemo音源のデータに入力するようになる。

目に映ったのはマルボロ・ブラックメンソール。長いとめんどくさいから短縮してメンソール。※余談ですが同時期に自分の中でボツにした曲ネタの仮タイトルでチャコール (フィルター)ってのもあったがどんなネタだったのか記憶にも残ってない。。


まずメンソールと名付けた第1段階のdemoを作成。今みたいに速くも短くもシンガロングパート(掛け声みたいなやつ。のちのwake up!wake up!の所ね)もないがエモい雰囲気だけはある。

taamaに聴いてもらいつつ仮の歌メロを付けてもらい、なんとなく良い曲になりそうな片鱗を感じる。


そのメロディを元にモノ足りなさを感じた部分を修正。

まず、最初170くらいだったテンポを195くらいに上げてサビを無理やりシンコペーションさせてみる。

"テンポ195のシンコペーション"って楽器をやらない人にはなんのこっちゃ?ってかんじだと思うので

ROACHの曲で例えると

「No Reason in the Pit」みたいな勢いあってノリの良い感じをイメージしてもらいたい。

そして、ボーカルのキーが少々キツそうに感じた為キーをDAWソフト内のキー修正機能(ピッチシフト)で無理矢理下げてみた。

キツそうには聴こえなくなったがピッチシフトで下げると

声が鈴木雅之さん風になる。

これは多分ピッチシフトあるある。


テンポ速めの方がメロディも際立つようになり今のWake Upに近くなってきたが

まだ何か足りない。

色々原因を探ってみる。


そんなとき

深夜に予約してたスタジオ(日暮里)に他メンバーが誰一人も来ない日があった。

確か記憶だと2018.9.26

僕が日にちをミスったのか?メンバーがミスったのか?今となれば真相は藪の中。笑

もう終電終わってるし料金も支払い済みなので、ちょうど良いと思い

第2段階メンソールをいじり倒してみることに。


まずテンポをさらに上げ遂に230台

230がどのくらい速いかというと、メロコア系バンドの速い曲と同じくらいかそれ以上。

今の2ビート(ツタツタツタツタの速いドラムのリズム)で疾走するイメージが浮かび、

弾くのも辛い速いリフを思いつく。

イントロも要らねー、一瞬で歌に入ろう。

シンコペーションはなしにしよう。

曲も2分以内に収めよう。

Aメロもメロディでなくシャウト。

シンガロングパートも入れよう。

みたいに今の構成に近づいてきた深夜3時、

大体のオケは出来たから

始発まで何をするか?を考えだす。


そうだ!Aメロのシャウトのイメージはあるので自分で仮のシャウトを入れてみよう!

誰もいないから聴かれることないし。みたいな。

(ボーカリストではないパートの人が自分で作った曲に自分で入れた仮歌を聴かれるのはめちゃくちゃ恥ずかしいはず?これも多分バンドマンあるある)


そしてマイクに向かいイメージするシャウトのリズムでシャウト録音しプレイバック。


、、全くいけてなかった。


ってより、ライブでもレコーディングでもなく

全くテンション上がってない状態なので全然声出てないし裏返ってるw

ライブでそれなりにシンガロングしたりシャウトしてるつもりだったのでマジ凹んだ。

何度も録り直すが、やっぱりいけてなかった。


喉痛いし諦めよう。


結局、別曲のdemoで録音してたtaamaのシャウト音声を編集して

イメージするシャウトパートを作り

メンソール第3段階demo完成。


翌日何食わぬ顔でメンバーに

「メンソール最新版 エモい、速い、短いです。」

とデータ送信。


これがなかなか好評。

イレギュラーが良い結果を生んだようだ。


その後、第3段階メンソールを元にメンバーのアイデアを加えブラッシュアップさせ


『Wake Up』となる!



つづく



多分シャウトかシンガロング中のわたくし↓



限定リリースしたシングル盤



『Wake Up』MV


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