NPO法人愛宕山てっぺんの森を守る会

活動報告

2018年05月11日

当NPOの活動について。

NPO法人愛宕山てっぺんの森を守る会は、昨年1月にNPO法人として認証されました。

長野県軽井沢町にある愛宕山山頂付近の森を取得し保護・保全・復元する活動を行なっています。

・昨年は植生調査を行い、5種のブナ科の高木をはじめとする、多種多様な樹木があることがわかりました。
 ・明治から大正時代に撮影したと思われる愛宕山の写真に写っている大きなモミの木が今でも残っていました。
 ・絶滅危惧種であるオニヒョウタンボクやオオヤマカタバミが生息していることもわかりました。
 ・ナツツバキの高木が群生している区域もあります。
 ・シラカバが樹齢を迎え、次々に倒れている様子も観察できます。
 ・明け方の1時間に30種もの野鳥の声を聞くことができました。
 ・公益財団法人日本ナショナルトラスト協会より助成金をいただき、山頂の約6,000m2を取得しました。
  ・そこを森の遷移を体験的に知ることができる自然博物館のようにしたいとの新たなミッションも浮かんできました。

  ・軽井沢のシンボルのようなシラカバの景観が変わってしまわまいような提案もしたいと思っています。

・今年は、独立行政法人環境再生保全機構よりの助成金をいただき、土の中に住む虫たちの状況を調べ、同時に巣箱を設置する活動をイベント化して行う予定です。
 ・これらの活動でによって得たことをベースに、生物多様性を守るお庭の手入れのための、誰でもが簡単に使える環境診断指標を作りたいと考えています。
 ・森の取得活動は継続して行います。
 ・そして、共に活動する仲間の募集と交流を深めるためにウエブサイトを充実させることを計画しています。