フィルフリーク

活動報告

2021年02月13日

基本、悔しいことだらけ。


好きなメンバーとデカい音を出す、あの時の初期衝動は今でも響いている。

しかし昨日もスタジオに入ったが、今までと明らかに違う。

そりゃそうだ。僕らの音は聞き手がいなけりゃ意味がない。

僕らがやりたいのはコミュニケーションだ。

それも、ダイナミックに、ダイレクトに、目と目を合わせて本音(本当の音)で語り合うコミュニケーション。


ライブ配信や収録ライブに否定的な訳ではないが「新しいライブの形」と心の底から割り切る事もできない、

所謂「これじゃない感」を覚えているライブキッズが沢山いることも十分承知している。

なぜなら僕自身がライブキッズだからだ。その気持ち、良くわかる。


良くわかるからこそ、いつかまたライブハウスで顔を合わせる時のための”伏線作りの大切さ”も良くわかる。

「我慢の時期」ではなく、ドストレート豪速球を投げるための「大きく振り被る時期」くらいに思っていて欲しい。

少なくとも僕は悲観的にならず、そう捉えている。


しかし、基本、悔しいことだらけ。

中止・延期に「またか」と思わされる。

バンドマンとしても、ライブキッズとしても。

だが同時に、この悔しさのエネルギーを、いつか必ず大きな力に変換できるのがフィルフリークだと思っている。

今まで一度でもライブを見てくれたり、楽曲を聞いてくれている人なら、わかってくれるだろう。


2nd mini album『Humanning』を届けたい、という気持ちで始めたが、

このクラウドファンディングは、みんなが今まで愛してきた音楽、そしてライブハウスシーンをより愛しいものにすることに繋がる企画にもなっている気がしてならない。

漫画も映画も"伏線"が沢山ある方が次の展開に期待できる。




フィルフリークは必ず伏線回収します。今までも沢山回収してきたバンドです。

どのプランを選択してくれても構いません。

あなたの選択を"面白い伏線"にするのは僕らの仕事であり得意分野です。

今好きでいてくれてる人がもっと好きに、そしてその周りの人も一緒に好きになってくれる。

そのためならどんな悔しい思いも日々の努力のエネルギーに変えられます。


今日も僕はそう思いながら部屋に篭ってひたすらベースを弾いています。


残り、57%。

必ず達成して一緒に次のステージへ行きましょう!


塚田有紀

活動報告一覧